加州勝家は、その元祖を「越前来」の誉れ高い来国安の流れといわれています。銘鑑には、初代：三郎右衛門-享徳頃、二代：新助-明応頃、三代：忠介-永正頃、の名があげられており、彼らの作品は少なく、多くは四代にあたる忠介であり、元亀・天正の頃のものが多いそうです。以後、新刀期にもその名を残しています。
比較的時代の下がるものが多く、時代の上がるものはかなり少ない印象です。
商品としては付属しませんが、倉敷刀剣美術館の鑑定によれば室町初期(応永)とされており、勝家としてかなり時代の上がるものと言えそうです。
日刀保とも代別の判定はしておりませんが、時代的には初二代の可能性が高いと思われます。
貴重な金象篏銘であり、金粉銘も残っています。
互の目乱れが見事な一振りです。
是非ご検討よろしくお願い致します。

刃切れ刃こぼれはありませんが、状態に厳しい方(小キズ、極めて初期の薄サビなども許容できない方)は入札を控えて下さい。
倉敷刀剣美術館では、欠点として炭籠りが指摘されていますが、私にはどこのことかわかりませんでした。

元幅先幅元重2.86cm2.04cm0.58cm

名義の変更をお願いします。